2022/05/20同7
家造りを中心とした建築会社は、多種多様な工法を特徴として百花繚乱の
様相があります。もっとも沢山造られるのは木造住宅であることは変りませんが、
他にも軽量鉄骨プレハブ住宅、2×4工法、鉄筋コンクリートプレハブ住宅等はよく
知られた家造りです。
他にも2×4とほぼ同じ考え方の枠組み壁工法や、金物併用の構造材で造られる家も
出てきています。これからも特許を取って新しい工法の家が、誕生するのかも
しれませんね。
住宅産業は時代の要請にこたえて、また細かいお客様の要望に沿うようにして発展して
きました。性能を売りにして、驚異的に売り上げを伸ばしてきた一条工務店。
また伝統的な大手プレハブ住宅は、断熱気密を高めた住宅で、省エネの先陣を切って
開発した家を提供してきました。またヘーベルハウスは住まいには珍しい重量鉄骨での
家造りでコアなお客様を獲得しています。
他にも太陽光を売りに派手なデモンストレーション「ゼロ円住宅」を売り出した住まいも
有りました。昔から売り方の定番になっている低価格住宅は、見せ方や価格のロジックに
問題がありましたが、消えてはまた新規の会社が出てきて相変わらずです。
このように住宅会社は、自社の持ち味と他社にない特徴を前面に打ち出して、
競争を繰り広げているのが今の住宅産業です。お客様の要望やニーズは多様であり、
うまく棲み分けが出来ていると言えばその通りです。
最近の特徴は、少子化の影響で新築住宅がどんどん減ってきています。大きな会社の
使命は売り上げを伸ばし続けることにあります。
独自の技術をPRして海外への進出に取り組み始めて、既に売り上げの相当な部分を稼いで
います。そしてこの流れは当分止まらないものと思います。
今の家造りの現状をお話ししてきました。多様な住宅会社が存在していて、私達専門でも
その特色を掴みきれない所です。住宅産業の概況に終始しましたが、次回は社員さんが
どのような働き方をしているのか見てみましょうか。