楽しい家のスタッフが日々豊かで楽しい家をつくるためののコラムを更新中!

YouTube

インスタグラム

地図

ブログ

blog
ブログ

カレンダー

2024年11月
« 10月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

スタッフブログ

2022/06/17
汗をかく
投稿者:代表君野

現場マンの役目は、たった一言で言うと「進行中の工事現場をつつがなく終了させる

 

こと」と言えます。現場マンは総指揮官の立場ですので、職人のように体を張って働く

 

必要はまったくありませんね。またそのようなことを期待している訳でもありません。

 

ところが私達が若い頃の現場は、事務所に居座っていると、早く現場に出て仕事をしな

 

さいという雰囲気があったのです。

 

それで仕方なく?何かしらの作業をすることも多いのでした。先日紹介しました大正の

 

現場で一緒の尾崎さん、尼崎処理場の現場では主任の加納さんは、まさしくこのような

 

先輩でした。後輩社員は先輩がそのようにして忙しく立ち回っていると、事務所にいる

 

訳にもいかず同じようにして働くのでした。

 

当然ですが、そのような働き方を疑問に思う社員も多くいたいたのでした。

 

特に若い社員は「この仕事は俺達のする仕事ではないだろう」と思うのは当然

 

でした。私もこのような時代に入社しましたので、不満はあってもそのようなもの

 

だろうと流されていましたね。

 

新入社員として入社した現場では、田村さんが実務的にはトップでした。

 

私より8歳も年上ですので、もっと古い価値観で現場は動いていたと思うのです。

 

しかし一切現場で作業をしてきなさいとは言われない方でした。

 

「あのな、現場に出て作業することは良いとは思うけど、何か違わないか」と

 

いうのです。

 

君に明日の事、1週間先の事、1か月先のことが見えているか?と言うのです。

 

新入社員の私に見えているわけがありませんね。

 

確かに汗水かいて一生懸命に作業をすれば、もの凄く働いたような感覚になる。

 

その上充実感まで覚えるので、始末が悪いと。そうではなく机に向かい、今の現場

 

状況を把握して、次にすべきこと、先の段取りを考えることが大事なのではないかと。

 

それが本来の現場マンの仕事であると言います。

 

半人前にもならない人間に、現場マンの理想の姿を教えてくれた田村さんは、今振り

 

返っても偉い人だったと思います。

 

作業に逃げずに、汗をかくべきは頭だよということを言いたかったのです。

 

そのような方ですので、建築部長まで出世してついこの前引退したのでした。

 

「4代の社長に仕えてきたよ」と言って、やっとゆっくりとした人生を送るらしいです。

▲ページの先頭へ

資料請求・お問い合わせ

ページの先頭へ

Copyright© 2017 株式会社 楽しい家. All Rights Reserved. Created by Co., Ltd ABABAI.