2022/09/13言い換える
○○してはいけません。と言うことは日常よくあります。
親が子供に注意するとき、あるいは会社の上役が部下に指摘すること等
毎日のように言われているフレーズですね。
直接的で端的な言い方ですので、私達の会話や伝達文章にもよく出てきます。
ところがこれは否定形の形を取っていることで、そのことがうまく伝わらない恐れが
あります。いわゆる潜在意識は否定形の言い方を理解できないためと言われます。
それでできるだけ肯定的な言い方に変換する必要があります。
否定形を肯定形に変えることが出来るのかと思いますが、考えてみましょうか。
ゴルフを例に考えてみることにします。同伴者がゴルフにはいますが、その方たちから
よくアドバイスをいただくことがあるのです。
「右はOBがあるので打ったらいけない」とか「池が林を抜けた所に待ち構えているので
そちらには打たないように」という具合に忠告が入るのです。
それはそれでありがたいのですが、不思議と池ポチャになりOBゾーンへ転がっていく
のです。この事はゴルフをやっている方は実感として分かってもらえると思います。
仕事においては「これは大事なことだから絶対に失敗するな」と言う言い方は私もします
しそのようにして先輩からも指示されてきました。
ところがそれが妙に植え付けられて失敗に傾くことは経験することです。
であれば肯定的な言い方に変えなければなりませんね。
「池が構えているので左方向を向いて打つように」と言えば良かったです。
また「これは大事なことだから丁寧に手掛けてください」と言えればよかったです。
否定形の言い方から具体的なこととして相手に伝えられれば、うまくいくのです。
では潜在意識はどうして否定形を理解できないのでしょうか。
それは潜在意識は言葉そのものではなく、イメージや体感情報として認識しようとする
からだと言われます。
潜在意識は右脳と強く結びついていて、イメージや体感情報に後から言葉で否定しても意味
がないというわけです。