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2022/10/17
ぎりぎり合格3
投稿者:代表君野

建築設計と現場施工は車の両輪のような関係であり、家造りではお互いの立場を

 

尊重し合いながら、一つずつ丁寧に進めることが求められます。

 

もしどちらか一方が拙い組織であれば、なかなか良い建築が出来上がることは期待

 

できません。

 

やはり両輪が揃い高いレベルで仕事を進めることが大事なことです。

 

設計者、なかんづく建築家と称する人達は、建築に独創性を持たせ、姿形の美しい

 

いうなればカッコいい建築を創造してきました。

 

ところが建築家は往々にして自己満足のために設計したのではないか、あるいは

 

お客様の家より自分が造りたい家になっているのではないか等の風評を聞くこと

 

があります。それはもちろん当たらないのですが、それくらい特徴があり尖った家を

 

造ることがあります。

 

私も建築の設計をしますが、主なフィールドは造ることにあります。

 

それで工事中も造ってからも、これからも常にリアルなこととして対峙する毎日があり

 

ます。そうすると建築に対して、どうしても保守的でオーソドックスな家造りに走り

 

がちです。分かりやすく言うと危険を回避する思考が働き、冒険をしない、経験主義的な

 

価値観を大事にするという事です。

 

自分でもこのようなことはつまらないと思うときがありますので、回りもそのような感想

 

を持っているのかもしれません。

 

もっともこれは建築の仕事上のことで、離れた素の自分は自由で束縛されたものは少ない

 

方です。ですから職業がそうさせたと言っていいのです。

 

それでは具体的に建築のどこがそのようであるのか、また建築家の人達とどう手法が違う

 

のかをお話しします。

 

先ず前提を押さえておきたいと思いますが、この話はどちらか一方に旗を上げて、正当性を

 

はっきりさせるものではないという事です。その上で現実の姿をお話しするものです。

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