2022/10/18ぎりぎり合格4
二級建築士は主に木造建築や中規模建築の設計業務を行う資格になります。
建築士の中で最も人数が多く、中核を担う人材として活躍しています。
建築家も当然建築士の資格を持っている人がほとんどで、建築士試験の関門は
一通り潜り抜けてきた人です。
その設計製図試験は当日課題が出されて、与えられた5時間半の中で完成させな
ければなりません。主に木造住宅が課題として出されて、私達が造る家とよく
似通っています。住宅の規模や住居人の数、階数等、とても身近な感じがする
のです。
それでもし建築家が試験の課題を設計するとしたら一体どのようなものになる
だろうかということを考えてみたのです。敷地状況にもよりますが、かなり思い
切ったプランと発想をぶつけてくることになるのではないでしょうか。
例えば一般的にリビングは南面に配置されて、住まいの中心にあるのがセオリー
ですが、場合によっては北側に配置されるかもしれません。(必然とする理由から)
そして窓は小さく採って、そのうえ高窓にしてあるかもしれません。
トイレは自然換気を必要としますので、先ずは外壁面のどこかに来るようにする
のが普通です。しかし住まいの真ん中付近に構えていて、確かにどの部屋からも
利便は良いように見えます。
もっと言います、2階へ上がる階段ですが日当たりのいい南の居室から上がるよう
に設けてあります。階段はオープンで仕上げるので、風の通りや明かりを遮るような
ことはなさそうではあります。
このようにとても思い切ったアイデアと斬新な発想には驚くこともあります。
ところが出来上がると都会的で感じのいい家が出来るのでした。
そして今このような住まいは、若い人に支持されているという一面があります。
独創的でカッコいい家を望むなら、設計を建築家に依頼するのも一つの手ではあります。
最後に建築士試験の判定をします。ギリギリ合格かアウトか際どい所ではないでしょうか。