2022/12/05続、変われるはず
前日、宅建協会の理想の姿を記しましたが、現実はそれとは程遠い状況にあると言いました。
なぜそうなのかを一緒に考えたいと思います。
鹿児島には優秀な不動産会社はたくさんあって、そのサービスは極めて良くお客様の満足度
は高いところにあります。
そのような組織の中から、会長さんや理事が選出されるといいなと思っています。
今の会長他三役の方はそれなりに頑張ってくれてはいます。その点は敬意を払いたいと
考えています。
ただその経過は派閥工作により選ばれた方たちで、そこが大いに気になるところです。
個人的な恨みでものをいうつもりはなく、ただ現実の問題点をなくして、協会の発展に
努めて欲しいという一会員の願いがあるだけです。
それはひとえに人間としての資質が備わり、無私の心で公平な運営ができるかに掛って
います。今までの悪しき伝統と慣習をきっぱりと捨て去り、多くの会員の支持を得られる
人物像が会長に相応しいのです。
そこで理想の姿を言いますと、まず会長になりたい人がなるようではうまくいかないと
考えます。得てしてこのような人は自己顕示欲が強くて自信家でもあります。
そして人の上に立ちたいと考えていて、名誉欲も旺盛と思われます。このような人が無私の
心でいて皆をリードするとは考え難いのです。
会長や役員になり、誰よりも早く仕事に通じた情報を得て、自社の仕事に有利になるように
したいと正直に言う人がいます。これでは人間の器が小さいですし、私利私欲以外の動機が
ありませんので、どちらかというと下の方にいる人間になります。
それではどのような人が相応しい器なのかと言いますと、参考になるのが学生時代のキャプ
テンの選出を思い出して欲しいところです。
キャプテンシーがあって誰もが「あいつしかいないよな」という人物ではなかったですか。
見識と常識を備えていて、人格もよくて人間としての魅力がありました。
ですから誰も足を引っ張る人はいなかったのです。社会人生活はもっと複雑ではあります
が、求められる人間の資質は同じですね。
それから最後になりますが、やはりある程度の社業を営んでいる規模の会社であること
は大事です。会長はそのような組織の中から出てこそ、実務としての働きができます。
ややもすると役員になることが目的になっている人がいますが、あまり感心出来ることでは
ありませんね。