2020/12/12掘り出し物の土地2
不動産屋さんは鹿児島県だけで1500社位あります。
特殊な業界で物件(土地や建物)を売るのに数社が案内を
することがあります。
同じ物件を同業者が複数参加して売ろうとするので、案内された
お客様は戸惑うことがあります。
売るといっても多くは自分たちが所有しているものではなく、
仲介業という形で他人の物をお客様に紹介することになります。
よく不動産は「タッチの差で買うことが出来なかった」ということが
起きます。それで情報を得たらスピード感をもって、動くことが肝心です。
不動産屋さんは売りと買いの両方から手数料を貰えますので、うまく情報を
仕入れてお客様に紹介できれば商売は楽しいものになります。
自然と情報には敏感になっている人達ですので、よく物事を知っている
方が多いです。
話はちょっと変わりますが、土地の買い方、それも「掘り出し物の土地」
の買い方についてです。
基本的に土地を売ろうとする方は不動産屋さんに話を持ち掛けます。
売る事情があって売るわけですので、お客様は様々な要因を抱えて
います。相続であったり、事業資金の用を足すために、あるいは任意競売で
売ることもあります。なかには売り急ぐ事情があるかもしれませんね。
その時不動産屋さんの頭はどうなっているのでしょうか。
一つの例を上げるとうちで買い取って付加価値を付けて売り出そう。
あるいはあの業者に買ってもらい手数料で何回か稼ごう。
お得な買い物(掘り出し物)ではこのような事を考えるかもしれませんね。
ですから身も蓋もないようなことを言うようですが「掘り出し物」は
既に水上で買われてしまう。ということが起きがちです。
でも不動産業界の名誉のために言いますが、誠実でお客様のことを
一生懸命思ってやっている人ももちろんいます。
人間的なつながりを大事にして、日頃より誠意をもって接していれば
いつかいい土地の情報を持ってきてくれます。
なにせ情報は相手にありますからね。