2021/01/18県、市に見るリーダー像
知事さん、市長さんの個性の表れる新年のあいさつでした。
県と市のリーダーが、どのような話をされるのか皆が注目していたはずです。
二人は高校、大学ともに同窓ということです。
鹿児島のために連携して物事を進めてもらいたいですね。
少し前は佐賀県知事との会談で、国体の順番を鹿児島県に譲っていただきました。
知事就任早々のことで、「知事さんなかなかやるじゃないか」と頼もしく思いましたね。
佐賀県知事とは大学の同級生で、1種合格のキャリア官僚という共通の土俵が
あったのだそうです。
ひな壇に上がった二人は、アクリルの仕切り板越しに会釈して、なにやら言葉を
交わされました。今日の話の内容でもお互いに話したのでしょうか。
見ていて感じのいい様子でした。
これからの鹿児島をいい方向へリードしてくれる予感がしたのでした。
年は15歳くらい市長の方が若いようですが、お互いに新人同士です。
共通の土台を持つお二人がタッグを組み、両輪のようにして頑張ってほしいですね。
知事の話は県全体を担うだけに、大きな視点で県政をとらえて話されました。
きっと部下に動いてもらい、自分は目配りをしていればいいというスタンスでしょうか。
大将がでんと構えていて安心して戦うことができる、そんな印象でしたね。
また知事の声もいいですね。ゆっくりと落ち着きのある、安定した声で語りかける話は
よく耳に入ってきます。声を張り上げることなく思いを伝えられる稀有な方に見えました。
かたや市長は市のテーマを沢山紹介して、やりたいこと、改革すべきことをディテールまで
落とし込んで話されました。マニュフェストも用意して決意を固くして臨んでいることが
うかがえます。
あたかもトップが緻密に練り上げた戦略、戦術を部下がそれに従い寸分の狂いのないように
遂行されるのでしょうか。
市長が隅々まで理解して指示が出ると思われますので、気合の入った行政運営が
期待できます。二人の対照的な話し方は、それぞれの持ち味が発揮されたものに
なりました。鹿児島の将来大いに期待しましょうか。