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スタッフブログ

2021/03/06
続タワークレーンの風景
投稿者:代表君野

今日も引き続きタワークレーンのことです。

 

超大手五社に勤務していれば、タワークレーンはよく経験することでしょうが

 

そうでない場合は経験そのものがないこともあるでしょう。

 

私も一度しかその様な経験はありません。

 

遠目で見るのと実際に近くで見るのではその大きさは段違いですね。

 

大正区にある現場でのことになりますが、オペレーターの方は

 

何十メートルもあるクレーンのてっぺんまで、垂直梯子を自力で上って

 

自分の職場にたどり着きます。途中に休憩タラップはあるものの、

 

朝一番からきつい思いをしての作業開始になりますね。

 

ある時オペレーターの田畑さんが、ボルトが緩んでいるような気がするので

 

確認して欲しいと言ってきました。

 

作業していてちょっとした変化や日常と違った機械音は、すぐオペレーターは

 

気付くものです。「どこだか分からないが、ガタツキがあるような気がする」

 

ということです。建物より高い所で作業するのはオペレーター一人です。

 

何かあればすぐ言わないと命に係わる事態に直結しますからね。

 

タワークレンは吊り上げ力は半端ないくらい大きな楊重機械です。

 

日常の点検はありますが、ヘビーな作業を毎日繰り返すうちにボルトの緩みや

 

ガタが来ることは容易に考えられます。

 

すぐ担当の社員がクレーンに上り点検確認をしたのでした。幸い大事ではない

 

処置で仕事は再開されたのでした。

 

さてそのタワークレーンも役目が終了する時がやってきます。

 

それは竣工のちょっと前のタイミングで解体されて、地面まで

 

降ろされることになります。ここでまた疑問が湧いてきます。

 

「一体どうやってあのような大きくて重量のあるものを降ろすんだ」

 

ということですよね。ヘリコプターで降ろす、いや中にあるエレベーターに

 

小分けして降ろす。・・・どちらも違います。

 

最上部迄セリ上がったクレーンは、異様なほどの大きさと重量を抱えた物体です。

 

小手先でやれる程易しくはありません。それでは何をもって解体、荷下ろしをするのか。

 

それは・・・クレーンでもってクレーンを解体するということです。

 

タワークレーンでもう一つのクレーンの部材を屋上に挙げて組み立てます。

 

組み立てたクレーンでタワークレンを解体して降ろすのです。

 

今度はそのクレーンをまた別なクレーンが解体して降ろします。

 

この作業を数回繰り返して作業は終了となります。クレーンが上がる度に、

 

一回りずつ小さなクレーンになっていくことは分かると思います。

 

最後はとても小さなクレーンになりますので、やっと手作業で解体してEVに積み込む

 

ことが出来るようになります。これでクレーンは無くなるのです。

 

これがタワークレンの組み立てから撤収までの流れです。

 

間もなくシェラトンホテルが旧交通局前(今は二中通り)電停に建設されます。

 

そう遠くない時期にタワークレンが建つものと期待しております。(予想です)

 

興味のある方は、工事中ダイナミックに変化する現場を見ることは、

 

楽しみなことではないでしょうか。

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