2021/03/15快適な家
鹿児島は南国ですが冬はそれなりに寒いところです。鹿児島に住む人は
雪の降る天気も知っていますが、真夏の灼熱の暑さも経験します。
その振幅の大きさに対応する術を自然と身に付けてきたと言えます。
鹿児島県でも伊佐地方(大口市、湧水町)は鹿児島の北海道と呼ばれて
冬の最低気温が零下になることも珍しくありません。
当然のように氷が張りますし、ここが鹿児島県かと言われるくらい寒い
所です。また南北600キロメートルの鹿児島県は奄美地方も抱えて
いますので北と南では気候の差は著しく違っています。
国に住宅の断熱化を進めるための地域区分がありますが、伊佐地方は6,
その他の県本土は7、奄美地方が8と概ね定められています。
1地域はもっとも寒い北海道が指定されて南に行くに従い数字が大きく
なっていきます。
これは長期優良住宅や断熱化住宅を造るうえで基準となる区割りですので、
自分の住んでいる地域はどこになるのかを知っておきたいところです。
断熱材の種類や厚みは地域に合ったものを選定すればよいことになっています。
窓からの熱損失は大きくて、全体の5割ほどが窓によるものだと言います。
それくらい窓の大きさや個数は住まいの熱環境に影響を与えてしまいますので、
よく考えて決める必要があります。
大事なことは、地域に合った断熱、断熱サッシュを選んだとしても、人間の
体感上寒い、暑いと感じることがあります。一概の対応ではうまくいかないことも
ありますので、よくお客様の意見を聞くことが必要です。