2021/06/03きつい体験
働いている社会人で、クレームや問題点、失敗を全く経験しないで今迄
やってきた、という人はいないだろう。自分が未熟ゆえに起こした問題、
あるいは自分のあずかり知らない所で、一大クレームに発展したことなど
働いていると様々なことに出くわします。不幸にもそのような事態に陥ると
精神的にも、肉体的にもきつい思いをして、明日の展望が全く見えなくなることが
あります。その上毎日やることは待ち構えているので、そちらを片付けながら
問題点やクレーム処理に当たらなければなりませんので、自分を著しく消耗してしまう
事になります。そしてやっとつらい思い、情けない思いをしながら解決できた時には、
重たい荷を下ろしたような安堵感を味わうのでした。二度とこのようなことが
起きないようにと願うのです。そのような辛い記憶と体験はどうでしょう、
気のいい奴と集まり飲んだ時に必ず話に出てきませんか。
「あれ以上にきついことは今までなかったな」「徹夜でやっと終わらせることが出来た
ので良かった」終いには「もう俺は会社を辞めないといけないかと思ったよ」と
いう話が出てきて盛り上がりませんか。それに輪をかけて「それ位序の口だよ、俺なんか
もっと悲惨で、出入り禁止を食らったよ」とみんな楽しそうに自分の苦境を話すから
不思議です。きつい体験、限界状態で働いたことは、今ではいい思い出になっているのです。
今とても耐えられそうにない局面に遭遇していたとしても、必ずいつか解決するときが
やってきます。その辛い体験はいつか、酒のつまみとして面白おかしく話せる日がやって
きますので有り難いですね。順風満帆の時の話よりも、ずっと人間味のある会話で楽しい
ものになりますね。