2021/06/22家が造れない
中古住宅が売れていますが、何れ住まいは古くなって建て替えの時期を迎える
日がやってきます。その時のことを考えて家を購入しているでしょうか。
ということが気になっています。「自分の生きている間は、そういうことはない
からあまり心配していない」「自分の責任で購入したから、後はどうなろうと
構わない」このような考え方は理解できます。
今ある土地や家が気に入って買ったわけですので、先のことは考えなくていいこと
ですから。個人の生き方の問題であることは確かなのですが、自分が亡くなっても
残るものがあります。分かり切ったことですが土地が残ります。
土地は永遠そこに存在するものです。持っていけたらいいのですが、そのようなことを
出来た人は今迄いません。であれば後を任された人が、少しでも憂いの無いように
しなければと思いませんか。実は今鹿児島において不動産売買に関わる争いごとが
いくつか起きています。不動産屋さんは土地建物を仲介するとき、物件の説明や重要事項
をお客様にしなければなりません。しかもお客様が理解できる言葉でです。
中古住宅は20~30年以上経ったものが多く出回っています。当然その時の法律が適用
されて建築されています。ところがいざ新しく建て替えをするとなると、
今の基準に合致せず再建築できないということがままあります。よくあるのは崖や擁壁の
基準が新しく法整備されて、今のままでは再建築できないことです。
業界の方がここをあいまいにして売ってしまうと、後から大問題になり争いごとになって
しまいます。不動産屋さんに責任があるのですが、買う人も中古住宅特有の問題を抱えて
いることは知っていてほしいですね。