2021/09/30何で理解するか
TV番組の録画が溜まっている中に、よく仏教の番組があります。日本人の
生活に根を降ろし、日常生活にも多くの影響を与えているので、違和感を感じる
ことなく見ることが出来るからだと思っています。
宗教的な観点での興味はほとんどなく、どちらかというと心理的な所、悟り的な
要素に惹かれるものです。ですので禅のお坊さんの話は、自分でも何でこんなに
好きで関心を寄せるんやと思っています。托鉢や典座教訓の話はもうたまりませ
んね。面白いのでつい見入ってしまい、気が付けばDVDを買っていましたね。
それは言葉とは違う世界に、真理があると説いていることや、理屈でものを言って
も全く歯が立たないと教えているからです。じゃあ何をどう行えば、お師匠さんは
修行者に免許皆伝とするのか。お師匠さんの眼鏡に叶うような言葉使いが果たして
あるのでしょうか。誠実にあろうとして一生懸命言葉を考え、準備をすること
があります。これは我々が生きる社会では、誠実で常識的な人間だと思われる事に
なりますね。でも禅の世界では違うと言いますから、面白いことです。そこが知り
たいし、どのような心理的な境地なのか、興味は尽きません。所詮言葉には限界があり、
詮索しても無駄ということでしょうか。これは私たち凡人には難解なことで、
容易に片が付くことではありませんが。しかしその昔、言葉こそ大事で意味のある事と
説いた人がいました。それは同じ世界にいた人でした。