2021/11/04食わず嫌い
仕事でも遊びでも自分の考えや思いに拘り、後からその思いは間違っていたということが
よくあります。ましてやそれを口に出して言ったり、回りに公言していると恥ずかしい思い
をしますね。
私も割と好き嫌いがある方で、第一印象や思い込みだけで判断してしまう癖がありました。
今は少し長く生きてきて、学習を積んだからかそのような偏った見方は少なくなりましたが。
全く今となっては自分の不明を恥じるばかりです。一番多いのは人に対してでしょうか。
直接会って話をしたことも無いのに、なんとなく気に食わない、あるいは肌が合わない感覚
があって負の感情を高めてしまうのでした。昔会社に〇〇尾さんという方がいました。
一年先輩の方でしたが、何となく言動にあざといものを纏っているように思えたのでした。
はっきり言うと調子が良く社内営業をする「いけ好かない」人間だったのです。
それが5年ぐらい後に同じ現場に配属されて、一緒に仕事をする羽目になりました。
所長と他のスタッフ数名の社員で編成されて、否が応でも話をしなければならない関係に
なったのです。すると彼の印象は一変したのです。
あざとくも無く、社内営業をする印象は全くないのです。あざとさはよく気が利いて、前向
きな意見を持って生きていたからでした。また社内営業していると思っていたのは、
コミニュケーションを周りと取りながら、円滑な人間関係を築こうとしていたからでした。
自分に無い物を持っていたので、羨望の気持ちからか敢えて負の見方をしていたのでした。
仕事の取り組みに熱があって、ナイスガイの奴だったのです。
実際は自分がいやな奴で器の小さな人間だったのです。よく人から「あいつは駄目な奴で
いい加減だ」と聞くことがあります。つい同調しがちですが、本当の所は分かりませんね。
人から聞いてではなく、自分が実際会ってみてどうかということが大事ですね。