2021/11/18それで続くのか2
生コンは建築の基礎、躯体になくてはならない重要な建材です。
その生コン業界の体質が、いま問われています。何と言ったらいいのでしょうか。
敢えて厳しいことを言いますが、商売とは何かということを、今一度考えてもらいたい
ということです。
生コン会社の担当者は一生懸命建設会社を訪問しては、売り上げを伸ばそうと努力して
きました。組合発足以前、何十年もそのようにしてやってきたのでした。
単価もそうですが、運転手のマナーの行き届いていること、道路掃除は最後しっかりする、
交通の邪魔にならない対策を行う、重なっても車をチャーターして会社の要望に応える、
終わりの挨拶をしてから帰る等いくらでも書けますね。
それが今はどうでしょうか?「うちに頼まなくてもいいですが、どこに頼んでも値段は一緒
ですよ」「土曜、祭日は休みですから出せません」「小型車は割高な値段になりますよ」
これを聞いて皆さんはどう感じるでしょうか。およそお得意さんに対する姿勢ではありま
せんね。最近は資材が上がりましたので、㎥2万円になります。
来月からその値段での請求となります。もう少し言いようがあるのではと思いますが。
それもこれも組合が出来てから、態度が一変したのです。
松下幸之助さん(パナソニック創業者)が生きていたら、今の生コン業界にどのような
注文を付けるのでしょうか。残念ながら聞く耳は持たないのかもしれませんね。
言わしてもらいますが、「この様な事では商売は長く続きませんよ」
一体何が生コン業界の体質を殿様以上にしたのか。なぜ増長することになったのか。
建設業界の中で、一際浮き上がってしまった異色の生コン業界。
ちゃんと未来が見えているのか気になります。