2021/11/22片付けておく
ちょうど3年前のことなります。
「鹿児島に正月は帰るから一緒に飲もう」こう連絡があってから、わずか1か月後に
亡くなった友人がいる。いわゆる級友です。クラスの殆どが建築業界で働いているが、
彼はマンション業界トップの会社を40数年勤め上げて、やっとサラリーマン生活
から解放されようとしていたのです。
その西〇君は少々いかつい顔付きではあるが、破顔一笑した時の顔は何とも人懐こ
い表情をする人でした。24~5歳のころ塘池(川辺)で同窓会をした時は、浪速
っ子の奥さんと同伴して我々に紹介した。マンションショウルームレディをされて
いた綺麗な方でした。羨ましい位喜んでいた顔が忘れられませんね。
その彼から珍しく連絡をもらい、中央駅前の小料理店が良いねと言ってきたのでした。
そろそろ予約を入れておこうとした矢先のことです。そして突然別の級友からただ
ならぬ声で訃報を聞いたのです。スレート屋根からの転落事故。
それも休日のボランティアでの事です。晴天のへきれでショックは大きかったですね。
深い悲しみに襲われて、暫らくは彼の行動にもしがないものかと、叶わぬ思いは
続きました。実は彼とは片付けておかなければならないことが有ったのでした。
長年言い出せないでいましたが、踏ん切りをつけて今回話すことに腹は決まって
いました。その事を西〇君がどのように思っているかは分かりませんが、全ては
会って話す事で区切りにしたいとの思いがあったのでした。
しかしあっけなく逝ってしまって、格好のチャンスを逸したのでした。
置いておけない性分なのになぜか時間だけが過ぎ去って、懸案事項は片付かない
ままになってしまって悔いが残ります。
そしてもう一つ気にかけていることがありますので、動きたいと思う。