2021/12/08一度で充分
長い工事期間を経て、やっとマイホームに入居した時は、家族のみんなが喜びを味わう瞬間
ですね。狭かった借家での生活から、広いLDK、自分の部屋のある住まいは、憧れでもあり
ました。先日は「家は三度造らないと良い家は出来ない」と言いましたが、実際にはどうな
のでしょうか。
一年点検やお宅を訪問した時に、お客様の声を聞くことが出来るのですが、正直不満や失敗談
はあまり聞かないのです。一度の家造りで充分に満足出来て、後悔すること無く暮らしてもら
っています。それもそのはずですね、十分な打ち合わせを重ね、分かりやすい説明をして工事
は進められますので、あまり間違いは起きないものです。
とは言え「このようなやり方もあったのかも」ということはあります。
その一つは、吹き抜けのことですかね。「空気の動きを感じますので、冬は体にスーッと
する感覚があります」と言う方がいます。これは空気が上昇することで出てくる感覚なの
ですが、断熱がしっかりと働くとその感覚は小さくなります。また夏はそのことが凌ぎ
やすさになりますので、功罪相半ばしている関係と言えましょうか。また2階にいる家族とは
コミュニケーションも取れやすく、この面では圧倒しています。
「そうでした、それが良くて吹き抜けを造ったのでした」とまた原点をお客様は思い出す
事があります。