2022/01/20職が違うと
土木と建築は同じ産業として位置付けされています。
会社でも両方の部門を持ち、経営がなされている所も多いです。実は最初土木を学ぶつもり
でいました。しかしすんでの所で学科変更してもらい今に至っています。
なぜ気持ちが変ったのかは今思い出してもはっきりとしません。おそらく直感的に自分は
土木タイプではないということを感じたのでしょう。さてなぜ土木、建築を持ち出している
かというと、お互いに仕事のやり方は似ている所があります。
ですがその実、結構な違いがあることに気が付くのです。尼崎の現場は土木と建築の共同
作業所となっていたのでした。下水処理施設は、地下ピットや汚泥層の地下部分工事と、
地上建屋工事が一体となって工事が発注されます。
先に進めるのは地下部分の土木で、やや遅れて建築の建屋工事が始まります。
土木の社員は7人、建築は5人の職員が配置されています。夫々所長が付いていますが、
事務所の雰囲気と人間的な面での違いがあって、興味深く思っていました。
良いとか悪いとかを問題にしているのではありませんね。
それは土木文化とでも言うのでしょうか、そのようなものを感じるのでした。
これは建築の人にない人間的な特徴です。
職業柄そうなるのか、もともとそのような人間が集うのか、それはよくわかりませんが。
土木は所長を筆頭に若い社員まで指揮がはっきりとして、どこか隊列を組んだようなまとまり
があります。レクレーションや焼き肉大会も頻繁に開き、人と人の絆を大事にしてあたかも
スクラム状態の雰囲気が職場にあるのでした。
建築ですか? 個人一人一人が自分のやるべき仕事を粛々とやっている感じですかね。