2022/02/09聞いてあげる
上司や先輩が話していて最も楽しい瞬間はいつでしょうか。
もう分かる人もいるかと思いますが、自分の武勇伝を話す時ですね。
年下や部下の相手に対して、自分のやってきたことを話すのは、たまらなく快感を
覚えるのです。「俺が若い頃はな、一日7台の車を売ったことがあって今でもその
記録はやぶられていないぞ」とか「1ヶ月に10棟の家を契約したよ」という類の
話しは常人離れしていて、まるでスーパーマンかと思えるのです。
自慢話に聞こえる時もありますが、そこは上司や年長の人が話すことです。
聞いてあげるのが、かわいい後輩ですね。
それでどうなったのですかとその先を聞こうものなら、良くぞ聞いてくれたとばかり
にさらに口調は滑らかになるのです。聞き上手になってもっと相手の話を引き出すこと
が出来ると、聞いたこともないような話が出てくるのです。
そんなことをやっていたのかという驚きと発見、昔話なのに妙に新鮮なのです。
そして先輩の生きてきた時代背景を知ることが、今後の仕事人生に大いに役立つと思って
います。業界の今に存在する私たちは、まぎれもなく過去からの引き継上にいます。
その歴史と過程を知る意義は大きいのです。
先輩の経験してきた話ですが、実は自分でも間接的ではありますが体験していることに
なります。すると聞いた話は、人にお客様に話すことが出来ます。
あの人なら色んなことを知っているので相談できる。あの人の言うことは経験に基づいて
いるので、信頼出来るし安心していられる。何より面白い話をしてくれるから、今度会え
るのを楽しみにしている。
こんなことを相手が思ってくれたら、それだけでありがたいですね。
なので先輩には気持ちよくなってもらい、たくさんの話を聞き出した方が得という
ものです。フィッシュストーリーで結構、多少のホラ話でもありがたい。
興味を持って話が聞きたいです。