2022/05/13出口からの道
今年も建築を志す人が大学や高校の建築科、専門学校に入ってきたと聞きます。
少子化と過疎化の影響で高校の建築科は定員割れをしているところが多いようです。
どのような門戸であれ、建築を志した人にはまずはおめでとうと言いたいですね。
学生のうちに勉学にいそしみ、大いに見聞を広めてほしいですね。
そして卒業する時にはいっぱしの建築人の卵として、社会にデビューしてもらいたい
と思います。幸い今情報は、自分が関心と興味を持つ限り溢れるように存在して、
時世を直接的、間接的に知ることが出来るようになりました。
そういった意味では情報を必要としている者には、ありがたい時代といえます。
よく「建築業は不況になることは決してない」と、学校の先生は入ってきた
学生に話しては、良い選択であったことを聞かせるのでした。
その根拠は、衣食住に携わる職種は仕事にあぶれることはないからというものです。
自分で情報をあまり取れない時代でしたので、学校の先生の言うことはいちいち
説得力があり、素直に受け入れることが出来たのです。
そしてめでたく学校の単位を取得すると、早晩就職のことを考える時期がやって
きます。建築を学ぶ過程で、自分の得意な所、苦手な点、あるいは好きなことに気付く
ことも多かったのではないでしょうか。
そこから自分が活かせる就職先を会社を、あるいは役所を選ばなければなりません。
何しろ一つしか行けない訳ですので、情報を沢山集めてたくさんの人に相談して
あるいは先輩に会いに行って、いい選択をするようにしたいですね。
建築の裾野は思った以上に広くて多様な広がりを持っています。
誰でも思いつくような職種はもっともですが、それ以外にも求人をしている企業はあり
ますので、よく話を聞いて、調べて就職活動に臨みたいですね。
どのような働き口が存在していて、どのような適正であればいいのかを次回から一緒に
考えることにしましょうか。