2022/05/22同9
ハウスメーカーの社員さんの仕事は、現場を間違いなく正確に完成させることに
有ります。そしてまた営業担当者がお客様と決めたことや打合わせ事項を引き継ぎ、
具体的な工事内容をお客様に説明しながら、一歩ずつ進めることにあります。
社員さんは忙しく、常時10棟位の現場を掛け持ちしながら過ごしています。
それで一件落着というタイミングで肩の荷を下ろす機会はなかなかないのが現状です。
ゼネコンの現場担当者も完成するまでは、休みも取れない位忙しいことがありますが、
工事が完成すると休日を貰えることも少なくありません。
ただハウスメーカーの仕事の進め方はとても合理的で、そのように沢山の現場を同時に
掛け持ち出来るのは、それなりの理由があり、システムが整っているからと言えます。
お客様との最初の接点は誰になるのかというと。
これは営業担当社員に他なりませんね。ハウスメーカーは独自の工法で役所の認定を取り、
工事を進めることが出来ます。
お客様へはパンフレット資料や会社案内を見ることで、充分な説明になるのでした。
天下のハウスメーカーですから、知名度は建てる前から抜群に有ります。
そしてお客様と契約が出来ますと、次はインテリアコーディネーターとの仕様決めに
入ります。1~2日間程を要して集中的に、自分の住いの仕上げや住宅設備品などを
決めるのです。そのようなプロセスを経て、やっと工事担当社員はお客様に挨拶が
出来ることになります。また工事発注や協力会社の選定等も、会社を上げて
バックアップする体制を取っています。
何から何まで丁寧に、そして流れるようなシステムを作り込んでいるのはハウスメーカー
の最大の特徴ですね。ハウスメーカーのもう一つの特徴、プレハブ系のことになりますが、
工期が極めて短いということがあります。
2か月半位で家が完成するでしょうか。工場での製作品を現場で組み立てる方式ですから、
一日で外観は出来上がってしまうのです。メーカーにより違いはありますが、概ねこの様な
環境の中でハウスメーカーの家造りは進められることになります。
組み立てるような家造りがあるかと思えば、一つずつ手造りでする家造りも当然あります。
独自の技術と工法があって、多様な家造りの存在する住宅業界です。
どこが自分に合うのかも分からないと思うのではないでしょうか。
最後にどの産業界もそうなのですが、最近の情報技術を駆使した進め方は著しいものが
あります。タブレットやパソコンをフルに使って業務が進められて、時代の進化は
さらに進んでいくのでしょうか。
子供の頃からスマートファンを手にして育った皆さんには、心配の無いことかも
しれませんが。