2022/07/11値するもの
住まいを造るのは借家の生活から変わりたいと言う思いがあります。
それは家賃を支払う事が惜しくなったり、家族が増えたことで部屋が足りないから
という事もあるでしょう。
さらに狭い借家から脱出することで、身も心もゆとりを覚えて、満足感の高い家庭
生活を送ることが出来ると考えての事です。
憧れと夢の詰まったマイホームは、家族が生涯をかけて一度は叶えたい事業です。
それでハウスメーカーのモデルハウスをあちこち見学して回り、今では各社のパンフ
レットや資料はうずたかく積まれて、やや食傷気味になってきました。
実は住宅選びはビギナーの方にとってはそう簡単ではありません。
経験した方はよく分かると思います。各住宅メーカーの家は得意にしている所、特長が
夫々違うので、自分の知識や経験では判断しかねて決められないのです。
するとインターネットで検索して、評判や高得点の評価を頼りに決めることになります。
これは決して悪いことではありませんが、自分の主体性や感覚を亡くしてしまっていま
すので、ある意味他力本願になってしまいます。
それはどうかと思うのですが、皆さんはどのように考えているでしょうか。
私の考えはこうです。長年建築を造り手の立場からやってきましたが、今では確信
を抱いていることがあります。
それは自分の鼻の感覚を大事にして決めるという事です。
拍子抜けするようなことかもしれませんが、本人はいたって真面目に言っています。
すごく簡単明瞭で何も難しいことはありませんね。家を間違わないために、健康な
生活を守るために、さらに言うと命を脅かされないためにです。
是非この点を肝に銘じて、幸せな家庭生活を送っていただきたいと願っています。
その事はこれからひとつずつ説明させていただきたいと考えています。
次回を楽しみにお待ちください。