2022/07/24歩いてこそ
ここまでコロナの影響が長引くとは思いませんでした。
建築の仕事はお陰様で変化に富み、日常生活に飽きが来ることはありません。
それでもどこか鹿児島を離れて他所へ行ってみたいと思うこともあります。
研修や見学、新しい取り組みを学ぶために、良く出かけては刺激を受けて
帰ってきたのでした。
それがこの3年近く何処にも行けないと、さすがに何とかならないものかと思って
しまいます。それに企業研修は今すっかり変わってしまいました。
ズームとかテレワークと言われる、情報の双方向の伝達が可能になったからです。
会社に居ながらそれが出来るので旅費が浮く、日程が何日か節約出来て、忙しい思い
をしている社員さんにはまったくありがたいことです。
私もこの2~3年仕事で飛行機や新幹線に乗ったことがありません。
良い時代がやってきたと思いつつも、早く終息して以前のように気軽にあちこち
出掛けたいと贅沢なことも思っています。
ただ遊びだけの移動もそれはそれでいいものだと思いますが、仕事や出張に乗っかった
遊びや見聞こそがたまらなく良いものです。
秘訣は「本来の予定に一日プラスして宿を確保する」なんとも贅沢なことです。
鹿児島は端っこに位置していますので、出かけて行かなければなりませんね。
遠くて不便な地域と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、見方が変ると
出掛けること自体が楽しみなことになってきます。
もっともこのように思えるのも、年を経て来て地域が一番いいと思えるようになって
きたからでもあります。その際是非お勧めの過ごし方があります。
それが宿近くを散策するという事ですね。以前宿の近くの地図を貰いルートを考えて
いると、赤穂浪士の墓が近くにあることが分かりました。
真っ直ぐ向かったのは言うまでもありません。屋根を被った大石内蔵助を真ん中に、
四十七士の墓石が鎮座しています。
入り口右手には、藩主の奥方(ヨウゼンイン様)の大きな墓石もあります。
年末のTVでよく見て、誰でも知っている歴史の一駒を発見出来た喜びは大きな
ものがありましたね。