2022/11/04いい方法を見つける
驚くことの多いこの頃だが、まさかゴッホの絵にケチャップを掛ける輩がいるとは
思ってもいませんでした。他にもダビンチの「モナリザ」も同じ目に合ったといい
ますから尋常ではありません。
取り返しのつかないことをしてくれたなと思っていたら、絵はガラス越しに在って
大事に至らなかったと分かり本当に幸いなことでした。
集団でのことで、何かの主義、主張を持っているのではと感じてはいました。
それが「エコテロ」と言われる集団らしいことが、通勤時のラジオで分かりました。
その主張とは主に二つあるとか。
一つは美しい地球を守るために活動していて、そのことを暴力に訴えてでも成し遂げ
たいという事です。これを理解するのは難しいですが、どうやら理屈はこのようです。
絵画は誰が見ても美しく感動します。ましてや巨匠と言われる人の作品であれば希少で
その価値は圧倒的で唯一のものです。
それを地球になぞらえていうのです。「同じように地球は美しく、かけがえのない唯一の
存在である」全くその通りで異論はありません。
ここから論理は飛躍するのですが、そのように美しいものを破壊されることは悲しい
思いをするだろう。地球とて同じことです、私達はそのためにやっている。
もう一つの主張は、美術品のために多額の費用を使うべきではない。
世の中には困っている人がいる、貧困にあえぐ人も居る、その人たちの為にお金を使って
欲しいということです。
聞いたときはうまいやり方で活動するなと感心する気持ちもありましたが、破壊活動は
やはりいけないです。気持ちは判らないこともありませんが、やはり犯罪行為です。
地球がこれ以上壊されることに我慢ならないのは理解できますが、何かもっと他の方法が
見つかるといいのですが。無力感に襲われているのかもしれませんね。