2022/11/12運だけではない
運に恵まれて今迄やってきました。それなりに成功を納めた人が良く語る言葉です。
しかしそれだけでは説明ができないです。現実は運だけでやってこれるほど甘くはありませ
んし、厳しい局面をどなたも経験しているはずです。
働く間にはいろいろと冷や飯を食ったり、左遷されたりと決して一本道ではありません。
そのような不本意で雌伏の時を過ごす時、どのような心持で過ごすべきでしょうか。
私も20年ほど会社勤めを経てきていますので、このような境地はよく理解できます。
同期や同じ年代では、先に昇進をする人がいれば後れを取る人も当然出てきます。
その時穏やかな心でいられることは少ないです。自分が同期より先にポストに就いたら
得意な気持ちでいられるでしょうか。
反対に後れを取ると悔しくて、腐りたくもなります。人間社会は自分を引き立ててくれる
人もいれば、そりが合わずに付いていく事もしんどいことがあります。どうにか打開する
手を打ちたいところですが、妙案もいい策も無いのが現実です。
昔から言われるのが運に続く、鈍、根ということがあります。逆境に沈んでいるときに
ちょっと一呼吸おいてこのことを考えてみたいです。
鈍は鈍感の字にあるように、今の境遇に一喜一憂することなく、鈍い位の感覚で粘り強く
ありなさいという意味だと理解しています。
そして状況は永遠に不変ということはありません。生々流転とするこの社会では、いつか
こちらに向かう追い風がやってくるのです。
その時に大事なのは、愚直に腐らず(少なくてもそう見せて)日々を過ごすことが大事
です。すると神があなたに微笑んでくる日が必ずやってくるのです。
もう一つの根は、成功するまで達成するまで根気強く取り組むことを言っています。
うまくいかないのにやり続けることは極めてきついことです。
しかし途中であきらめなければ成功の可能性があります。諦めたらかなうことは永遠に
消えてしまいます。
私は失敗したことがないという人がいます。大ほら吹きのように聞こえますが、成功
するまで続けています。これは会社員さん、経営している人、公務員、学生さん、主婦の人
みんなに言えることですね。