2022/11/29課題が山積
自身が所属する協会のことをあれこれ言うのは、あまり気持ちのいいことではあり
ません。しかしここは良くなって欲しいという気持ちと期待を込めてのことです。
それは宅建協会の会長選挙が権力闘争に明け暮れている現状があるからです。
協会の古老によれば、昔から鹿児島の伝統であり悪弊でもあるから簡単には変ら
ないよと諦めにも似た言葉です。
そして2年前の宅建協会の会長選挙はまったくひどいもので、全国に鹿児島の汚点を
さらしてしまったのです。
それは役員が真っ二つに割れて、怪文書が飛び交いお互いの中傷合戦に終始したの
でした。その文書たるや見苦しく、自軍の正当性を主張することに終始し、相手への
誹謗と非難の嵐は会員の皆さんも辟易としたのです。
権力闘争そのものは政治の世界でもよく見聞きすることで、一概に悪いわけではあり
ませんね。
お互いが切磋琢磨することで組織の活性化と改革をもたらしますので、長く居座る
リーダーがいて専横的な組織になるよりましなことではあります。
その会長選のことをもう少し説明しますと、まず理事職が20数名会員さんの投票に
より選抜されます。その上で理事職の互選により、会長さんは選出される仕組みに
なっているのです。
これは多数を取得した者が会長に選ばれることになり、民主的で普通なことです。
しかし問題はその後のことにあります。あろうことか理事会において会長派ではない者から、
いきなり解任動議が出されて、会長は突然に失職となったのです。
反会長派は隠密に計画を企てて、多数派工作を選挙後から仕掛けていたようです。
結果1票差で現体制はひっくり返ってしまったのです。会長を補佐し協力する役目の
3役も買収されたかのようにして相手方にすり寄ったのです。
これには一同が全く驚きましたね。しかしこれは倫理上も規約上も問題があり、会長と
して失策も不正も無いのに、やみくもな解任動議はまったく無効と言えます。
任期途中でのことで、全国宅建協会もこの事態は非常に猶予される事態としたのです。
何より鹿児島県宅建協会の恥部と騒動を全国にさらしてしまったことが痛いです。
綺麗に出来上がった協会の名簿入り冊子や、全国宅建協会の役員案内名簿も作り変えと
なり、その影響は全ての都道府県に及びました。
それではなぜ理事職の人が簡単に懐柔されたのか。俗っぽい言葉で言いますと、
「目の前にニンジンをぶら下げられた」というわけです。
専務や常務職を約束して、反会長派は多数工作に及んだと専らの噂です。
いま多くの協会員はこのような事態の連鎖を一刻も早く解決して、健全なものに
すべきと思っています。