2022/12/12何とかしたい
楽しい家では賃貸住宅をいくつか管理しています。
先日20数年住んでいたという3DKのアパートをリフォームしたのでした。さすがに年期が
経っていたので、部分的なリフォームでは追いつかないくらい傷んでいました。
アパートのリフォームは悩ましいところがあって、収益を上げることが目的の住宅です。
それで家賃収入と釣り合うようなリフォームをしなければいけないという前提があります。
そういう一面はあるのですが、今の賃貸住宅の環境は借家の過剰供給が起きており、
20パーセント位の空き家があるとされています。
このことは度々ニュースになり皆さんも知っての通りです。
ですので家主さんは「一向に満室にならない」と言う現実を目の当たりにして、管理会社
に不満を言いたくもなります。
今なかなか入居者が決まらないという物件は、共通して特徴的なことがあります。
きれいに清掃がされて、住むには何の不足も問題点もないのです。無いのになかなか住ん
でくれないということは、何か他のことに原因がありそうですね。
ふた昔以上前は入居物件が少なく、家主への礼金が慣例として払われていた時代です。
しかし今は完全に入居者に有利な市場になってしまったのです。少しでも広い、綺麗、
住宅設備の良い、交通の便がいい所に入ろうとあちこち探すのです。
するとインテリア的に古い家や、住宅設備が昔のままでは入ってくれないということ
になります。
そのような激しい競争の中で入居者を確保するのは簡単なことではありませんね。
さてその3DKの入居者の退去の部屋を見て、表面的なリフォームでは支持されない
だろうと直感しました。
それでスケルトンにして、一からやり直す決断をしたのです。大金が出ていくこと
が予想されますが、中途半端なものでは却ってお金をつぎ込んでしまうからです。
リフォームの方法は間取りを1LDKに変えて内装、住宅設備(システムキッチン、
UB、洗面台、ウオッシュレットトイレ)照明器具、すべてを一新して、豪華な分譲
マンションにも匹敵するような設えにしたのです。
これだと来場者は満足感を覚えてもらえると思っています。今募集中でいろいろと
閲覧してもらっています。
ただ問題がないわけではありません。このことはまた後日お話ししたいと思います。