楽しい家のスタッフが日々豊かで楽しい家をつくるためののコラムを更新中!

YouTube

インスタグラム

地図

ブログ

blog
ブログ

カレンダー

2024年11月
« 10月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

スタッフブログ

2022/12/13
続、登録される
投稿者:代表君野

先日「伝統建築工匠の技」が無形文化遺産として登録されたと言いました。

 

17種にも及ぶ職人の手による仕事は希少で、木工と茅葺のことを話ししました。

 

今日はそれ以外の建具、石場立て、左官のことについて考えてみたいです。

 

その前に南九州に伝わる木造工法の呼び方が、独特であることをお話しします。

 

鹿児島、宮崎にその呼び名が残っていて、薩摩藩の影響下にあった地域でそうなの

 

かと思います。ですが由来については誰も知りませんね。

 

ひょっとしたら私の勉強不足かもしれませんが。

 

それが「ウドコ造り」と「キャクロ造り」と呼ばれているものです。

 

確かにそのように昔の大工は言っていましたし、今でもそうです。しかし古民家を

 

扱う工務店や古老の大工でも「昔からそう言われている」というだけで、詳しくは

 

知らないのです。

 

当てはまる漢字も判らないところで、もし知っている方がいましたら是非教えて下さい。

 

話は飛びますが「石場立て」という工法も、鹿児島では誰もそのような言い方をする人

 

はいませんね。大きな楚石の上に柱を立てることを言うのですが、初めて聞きます。

 

それもこれも昭和25年に建築基準法が初めて制定されて、基礎をコンクリートで作り、

 

そこに土台を敷き、柱を建てる工法が正当とされたのです。

 

それでこの時以来伝統的木造工法は完全に封印されたのでした。今では社寺や仏閣、

 

古民家の修繕でしか見ることはありません。

 

それで独特な言い方は、だんだんと死語のようになってしまったのではないかと思って

 

います。誰もこの工法で家を造らなくなって、半世紀以上が過ぎてしまったわけですから

 

そうなるのも自然なことです。鹿児島で言うウドコ造りが石場立て、キャクロ造りが差し鴨居

 

工法になるのかなと思ってっています。

 

ここでやっと建具のことを話すことになりました。

 

建具は住宅の機能に無くてはならないアイテムになります。日本の建築には障子と襖が主に

 

立てられ、雨戸には板戸が有ったのでした。障子や書院の建具は繊細な組子と芸術的な

 

価値観を醸した出来栄えです。今この工芸品のような建具を作れる職人さんは本当に少なく

 

なりました。

 

左官の漆喰壁や和壁の塗り壁は、その良さが改めて認識されています。伝統的な壁仕上げ

 

は下地を小舞竹で編みこんで、土壁を塗っていました。

▲ページの先頭へ

資料請求・お問い合わせ

ページの先頭へ

Copyright© 2017 株式会社 楽しい家. All Rights Reserved. Created by Co., Ltd ABABAI.