2020/11/30専門家も知らないこと2
住まいを造ることは初めてで最後になる方がほとんどではないでしょうか。
最初にやることと言えば、どこの会社に家造りを頼むのかを決めることですね。
見学会に参加するとスーツで決めた営業マンが淀みなく説明してくれて、とても好感が
持てます。相談する会社は一流の住宅メーカーだし、少々値段は高かったが間違いは
ないだろうと思いセ〇〇〇ハイムに決めました。
契約を済ませると、打ち合わせも順調に始まり仕様(部材や仕上げ材の内容)の確認もして
着工にこぎつけたのです。こちらの要望は「親子でアレルギーを持っていますので、その心配
のない家を造ってください」「これは家を造るうえで最優先の条件です」と念を押して
依頼したのでした。ところが完成した家に住み始めると気分はすぐれず、やがて夏場に
差し掛かると決まって入院する程体調が悪化してしまいます。
会社に話が違うじゃないかと訴えても、押し問答するばかりで解決の糸口すら見えない
状態でした。途方にくれて頼ったのが楽しい家というわけです。
ここで確認したいのですが、営業マンは契約前にクライアントが話した要望を忘れたので
しょうか?あるいは営業から設計、工務担当者への連携がうまくいかなかったのでしょうか?
そして問題のある住まいであることを訴えても、なぜ押し問答や水掛け論的な話し合い
に終始してしまったのでしょうか。
一体どこに問題があり、家造りの何がまずかったのでしょうか・・・。
営業マンは大きな会社の鍛えられた社員です。お客様からの苦情や声は、社内でも十分に
丁寧な対応をとるように教育されているはずです。
結論を先に言いますと「会社の誰も悪くない」ということです。ましてや「お客様が悪い
ということはあり得ません」
ではまた次にお話しさせていただきます。