2020/12/23目に見えないものを見る
聖書に書かれていることを話そうとしているものではありません。
そして唐突ですが人間は一日どれくらい空気を食べているものでしょうか。
食べているという感覚はありませんが、確かに口や鼻から吸い込み
止むことなく呼吸は繰り返されますので、少なくないかもしれませんね。
その量は大人で約12㎏を毎日体に取り入れていると言われています。
多いと思うか少ないとみるかは夫々ですが、毎日のことですので
もう少し身近なものとして、空気のことに関心を持ってみようと思います。
人間は食べる物にはとても気を付けています。
皆さんそうではありませんか?
食品添加物はどれくらい入っているか、防腐剤はどうだろうか、合成着色料は、
賞味期限は糖分は塩分はと、食品のラベルに書かれている内容が気になって
仕方がありませんね。
それは安心安全なものを食べたいという気持ちがあれば当然なことです。
そこにもう一つ空気のことも知ってもらいたいと思っています。
当たり前にあるので気にもかけないという方が殆んどだとは
思うのですが。
私たちは空気という目に見えないものに、とても注意を払っています。
むしろ眼に見えないからこそ一層気を付けて家造りをしています。
近年の住まいは気密の高い家が多いですので、室内の空気が自然な状態で入れ替わることは
期待できません。
そうすると室内はいつまでも空気が滞留する状態になります。
この空気を毎日吸い続けることで体に何か影響がなければいいのですが。
昔木と土と紙で日本の家は出来ていると西洋人はうまいことを言いましたが、今はそのような
家造りになっていません。床板、壁クロスは接着剤で固められた新建材です。
集成材の柱、梁も同じようなものです。
これらから発散する揮発性物質は人にとって決して好ましいものではありません。
新築での体の不調やアレルギー症による不具合は今や明らかです。
空気のいい家、空気のおいしい家はとても心地のいいものです。