2021/05/11ネズミが元気
大学の農学部がで実験がなされました。(静岡大学農学部)
木の箱、コンクリートの箱、鉄の箱。それぞれの箱で母ネズミが生まれたばかりの
子ネズミを育てるものです。生後20日間の生存率は鉄の箱が41パーセント、
コンクリートの箱が7パーセント、木の箱は85パーセントが生き残っていたそう。
授乳が関係していると思われますが、鉄やコンクリートの箱は、体の熱を奪われて
母ネズミは上手にできなかったようです。
それに対して木の箱は多くの子ネズミが健やかな成長を遂げています。
熱が奪われることもそうですが、木のぬくもりや温かさ、優しい肌さわりも影響
しているようです。人間の目にも柔らかい表情をした木は、安心感を覚えますが
ネズミかて同じでしょう。木の持つほのかな香りも、きっとストレスなく育てることが
出来た要因ではないかと思います。自然界に生きる動物も、自然界に生きる木もともに
地球上に存在する生命体ですから、親和性があり良い影響があったことでしょう。
気持ちの良さを感じる空間で育つ、生きることが寿命に関係することが証明されたことは、
私たち人間生活にも通じることは間違いがありません。
出来るだけ自然環境にある物を取り入れ、人工的な物質や工業化学製品を排除した環境を、
家にも反映出来れば、自ずと良い結果が出ることは容易に予測できますね。