2021/06/18体系を知る
日常仕事をしていて、戸惑うことや確信が今一つという状態で仕事をしている
ことがあります。業務はそれなりに出来ているので、何か支障があるということ
ではありません。それで十分ではないですか?そう言われればそうなのですが、
ただ上っ面をなぞっているような、獏とした気持ちがありながら、続けている状態です。
私達は日常忙しく働いています。目の前の仕事をこなし、明日のこともしなければ
なりませんので、余分な時間はあまりありません。
そのうえ急な仕事が割り込んでくることも多いです。予定表は常に一杯。
何とか日々やり繰りしている状態の方も、多いのではありませんか。
その獏としている気持ちとは・・・、仕事のことをよく分かった上でして
いないのでは、ということです。どういうことか?枝葉のことは理解しているが、
全体が把握できていないのではという思いです。全体を体系的に理解していないで、
やっつけ仕事で色々な事をやっているのではないか。
例を挙げると、この4月から制度として出来たレッドゾーンというものがあります。
正式には土砂災害特別警戒区域と言います。これ結構応える内容で財産を失う人も
出てきて、人によっては深刻な法律です。
職業柄、崖の事を所有者に説明することは多いです。今まであった崖の扱いや
法律の上に、今回のレッドゾーンが出来たのです。がけの基準は多く存在していて、
家を造る人は、当然その全てをクリアする必要がありますね。建築基準法の崖の扱い、
砂防三法と言われる規定、県条例による複数の規定、そのうえ宅地開発や擁壁の
工作物許可等多岐にわたります。さすがにここら辺で、俯瞰した目で体系的に理解して
いないとまずいと思うのです。自分の知識を一度整理して、新しいことにも対応する時
ですね。