2021/06/20流通する
今中古住宅市場はにぎわっています。
銀行の中古ローンがつくようになって久しいですが、家が長持ちすることはいいことですね。
やはり融資の後押しがあると、こんなにも売れるのかと思います。
日本の住宅はほんのこの前まで新築から28年位経つと壊されていました。ローンが終わった
頃には家も無くなるといった調子でした。
親から子へ財産として引き継ぐこともなかったのです。アメリカでは50~60年、ヨーロッパ
はさらに長く100年を超すような家が代々子孫に引き継がれて、家族に愛着のあるものに
なっていくのです。よく欧米の人がペンキを塗ったり、窓枠をチェンジしているDIYでの
作業が映りますが、資産を守りさらに付加価値を生み出そうとしているのです。
ですが日本では、一旦住み始めた家はいくらきれいでも、値段は暴落することが当たり前の姿
だったのです。文化や風土の違いがあるとはいえ、欧米とは大きな開きがありました。
それは家そのものが古くなって、価値がなくなったのではありません。ただ銀行の融資が、
10年を過ぎたころから思うように出ないという、根本的なところがあったのでした。
世界的に評判の悪かったこのような住宅事情は、国や金融機関の制度見直しによって改善
されてきたのでした。資源の無駄使い、二酸化炭素の削減の意味からもいいことですね。
ただ中古を買う際には注意することがいくつかあります。それは木材が腐れていないか
ということと、シロアリ被害は起きていないかということです。この二つがちゃんとして
いたら、いつまでも家は健全ですね。