2021/08/06きびしい環境
真夏の作業は今や危険作業になってきました。
外で働く外構屋さんは「熱中症になって、今日は休ませてもらいたい」と
連絡がありました。連日太陽に照らされて体調を壊してしまったのです。
日本全国どこにでも真夏日は起きて、戸外で働く人にとって、極めて
厳しい時期です。命に危険のある中で作業をしなければならない事に、
働き方はこれで良いのか不安さえ覚えています。防暑対策上着を着用し
こまめに水分を取り、自助努力でやることはありますが、それで万全と
いうわけではありませんね。
外で働く職人さんの顔は真っ赤に焼けて、容赦なく照り付ける日差しに
さらされています。奄美や琉球諸島の人達はその昔、日中の日差しが和らぐ
夕方近くになって、出かけて作業をしたものです。実家も農家でしたが、
両親は朝早く畑に行き一働きして帰ってきていました。
午後4時位からようやくまた出かけて働くのでした。決して日中の時間に
外に出ては行きませんでしたね。それがいつからでしょうか、こちらの会社が
島に進出して家造りを始めるようになったのは。そのような働き方では、
採算上合いませんので、日中も構わず働き始めたのです。島の気候に合った働き方を
していたものが、だんだんこちらの働き方と同じようになったのです。
その頃はのんびりとした働き方をして(そのようにあえて言ってます)、時間も長くかかり、
現地の人の働き方に疑問を持っていたのです。でもよくよく考えたら、命を危険に
さらしてまで働くことが本当に良いのか分からなくなってきました。