2021/08/07人が足りない
一級建築施工管理技士や土木技術者の人間が足りないと言われます。
パソコンを開けば社員募集の案内が載っていますので、相当足りない状況に
なっているのでしょうね。県内の高校はここ何年かで土木、建築の科が無くなり、
人材不足が起きると懸念されていました。南薩の高校には建設系の学科が
どこにもありませんので、これから先を心配する方は多いです。
いったん科が無くなると復活運動をしても、戻ることは難しいので無くなら
ないようにしなければなりませんね。
学校も手をこまねいているわけではないと思います。OBへの働きかけや人口の
多い鹿児島市からの生徒を受け入れる等、やれることは一杯ありますので、
ここは頑張りどころです。地域での生徒の取り合いになっているでしょうから、
魅力ある学校を発信し続けることも大事です。
それから何といっても業界の体質や慣行にも改善点はないか、あるとしたら
どこが不人気の要因なのか知る必要がありそうです。若者気質は昔と違い、
価値観も変化してきています。「報酬を増やせば人が集まるに違いない」
このように考える経営者がいたとしたら、この会社に人がやってくることは
ありませんね。他産業の雇用環境から比べるとまだまだ遅れることの多い
業界です。改善できるところからやってほしいです。基本好きでやってくる
生徒ですからその夢を潰さないためにも。
言うは簡単行うは難しいことですが、ここ何年かで改善の芽は出てきてはいます。
無理な工期の発注をしない、年度末の工事に偏らない等はそうですね。
先ず役所が旗を振ると、民間は自ずと付いてきますので期待しています。