2021/09/19味がある
鹿児島の方言は味があって、話せば柔らかい印象があります。
私達のおばあさんやおじいさんが話していた言葉も、子供ながらに耳に残っていますので
どんなに古い方言でも理解が出来るつもりでいます。とは言ってもそのような古老はもう
この世にいませんので、寂しい思いもあります。幸い鹿児島弁を保存して、今の人達にも
日常生活で話してもらおうと活動をしている団体もあり、心強い思いがしております。
一時は国の勧めで「方言は使わないようにしましょう」という時期もありました。
しかし土地に南百年も根付いた言葉が、そう簡単に消えてしまうはずがありませんね。
中央集権的なやり方で、地域の特色と個性を奪うのは本当に止めてほしいです。
幸いにも地方の時代が叫ばれて、そのような強権的なやり方は反発こそ覚えるものの、
賛同することはできませんね。方言で話をするのは良いのですが、TPOに応じて
話さないとただの偏屈田舎人としか見られませんね。十分注意して相手と向き合うことが
必要です。ところで私は会社内では、たくさんの鹿児島弁を話すようにしています。そして
一人悦に入ってもいます。鹿児島弁を保存し普及したいという気持ちはないでもありま
せんが、それより話していて楽しいのです。両親や古老の人たちが話していた言葉が、
普通に何の気負いも無く出てくるのが不思議です。まぁー私の話す言葉は、関西弁も標準語
も交じっていますので、アクセントも何もあったものではありません。次回は家庭生活に
於いて良く話された鹿児島弁を紹介したいと思います。家造りに関係する言葉使いでも
あります。