2022/01/13自分を見つける
もう前のことですが、コンサルタントの講座で営業ツールを作り活用しましょう
というワークがありました。会社そのものもそうですが、営業担当としてあるいは
工務担当としてまず自分を知って貰うことが、何より大切なことになると言う考えです。
それで自分の生い立ちや今迄どのように過ごしてきたか、そしてなぜこの仕事をやって
いるのか、それを自分のプロフィールとしてまとめるのです。
塾生の筆が進まないのを見て、講師の先生は言います。
働き始めると、「一人一人誰でもが、小説の本になる位のエピソードと来し方を持っている
」と言います。自分には平凡で凡庸な生き方のように思えても、他人が見ると
興味をそそり、唯一無二のドラマとして見えるのです。
だから自信をもって書きなさいと言うのでした。塾生は5人でしたが、皆さんそれぞれ
違う職種と年齢で出身地も違います。一日目は構想を練り、ぼんやりとでも自分のことが
浮かび上がる所まででお終いです。2週間先の講座ではいよいよ発表です。
自分史とか私の仕事への思いとかのタイトルを付けて、綺麗にパソコンで仕上げて、皆さん
の前でお披露目をすることになります。発表会は先生の褒め上手と、合いの手の言葉に皆さん
調子が乗ってきて、お客様の為に頑張っている日常を伝えようとするのです。
全くオリジナルな自分の説明書は、熱を伴い思いを込めたプロフィールになったのです。
先生の講評は、「誰のものも素晴らしかった。でも自分の作ったものが一番良いと感じた
と思う」というものでした。
成し遂げた満足感から、先生と塾生は鹿児島の嶋津ゴルフ場にて打ち上げとなったのでした。