2022/04/05少しの差
プロ野球が開幕しました。贔屓にしている球団は8連敗のワースト記録を打ち立てて
しまいました。まだまだ長い先の闘いがありますので、下を向かず一つずつ返してくれる
ものと思っています。
プロ野球の世界で生きる人達は勿論、一流の選手であることは間違いありません。
ドラフトで指名が掛かり、順調に成長して期待通りの活躍を見せてくれると、獲得して
よかったと思えるのです。しかし上位で指名されて大いに嘱望されていたのに、
いつの間にか消えてしまった人もいます。
片や掛布選手のように(古いですが)ドラフトにようやく引っ掛かり、大して期待されて
いなかったのに、球団の中心選手になることもあります。ホームラン王迄獲得するとは、
当時誰が予想できたでしょうか。
一体この違いは何によるものなのか、とても不思議なことに思えたのです。
野村監督はよく言っていました。成績が伸びず期待に添えないと、やがて解雇通知を言い
渡される日がやってきます。そして辞めてから「もう少し一生懸命に練習すればよかった」と
気付くのだそうです。しかしそうなってからでは遅いですね。
プロと名の付く選手に素質の差はそうないとも言います。
誰もが一生懸命に練習して、上に這い上がろうとするのだそうです。では何が違って大きな
差が出てくるのかと言いますと、「あと一歩の努力」が出来るかだと言います。
「ほんの些細な努力」が出来る子は大きく伸びてくると言います。
皆が帰った後からなのかもしれません。あるいは自分の課題を克服するための探求心かも
しれません。野村監督自身もドラフト外から這い上がってき苦労人です。
頭を使ったID野球は、多くの弟子を育ててきました。
皆と同じようなことを同じようにやって、結果だけ違ったものを求めても
うまく行きませんね。