2022/09/25力の源泉
住宅の値段が高騰して、近くの国のようにもうマイホームは持てなくなるかもしれない。
そんなことも言われ出した住宅事情です。しかし住まいは最も基本的な人間の欲求であり
そう簡単にあきらめることは出来ないですね。
ある社長さんは事業がうまく行かずにマイホームを売りに出そうとしました。
しかし相談された方は、絶対に住まいを売ってはならないと諭して、それだけは何があって
もしないようにアドバイスしたそうです。
そして長い雌伏の時を耐え忍び、何とか事業を立て直しやっと軌道に乗せる日がまたやって
きたのでした。もしその時家を処分していたら、おそらく頑張りが利かなかっただろうと
いいます。
この事はよく聞く話ではありますが、それ位住まいというものには力が有り、エネルギーを
貰う器でもあります。窮地に陥った自分が、捲土重来を期してまた歩み始めるには
どうしても家は必要であり最後の砦でもあります。そのことを良く相談者は知っていて
アドバイスをしてくれたのです。
子育て最中で働き盛りのお父さんが家を造ると、一生懸命に仕事に励み、人が変ったように
頑張るのも家という器を持ったからと言えます。家族の絆を固くして、前を向いて強く踏み
出すにはやはり家の持つ力は大きいものがあります。家があるからこそ、家族のために
お父さんやお母さんは頑張れるのではないかといつも思います。
勿論現実的には家のローンを返すという大きな責任があります。しかし家があることは、
自分の拠点があり、帰ってくるべき場所を持っているという事です。
この事が精神的な安心感につながり、体を充足させて明日への力を蓄えることになるのです。