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2022/10/01
検査
投稿者:代表君野

建築資材はここにきて大幅な値上がりが起きました。ほぼすべての資材が値上がり

 

してエンドユーザーの皆さんは困っています。勿論私達造り手も同じ思いに変わりは

 

ありません。木材に端を発して、コンクリート、鉄筋にまで及んでいます。

 

これ等はビルや住宅の根幹を構成する材料ですが、同調して値上がりしました。

 

他に代替品がありませんので、渋々と受け入れざるを得ず無力感は大きいです。

 

一旦上がったものが元に戻ることは考えられないことから、今までのようには家造りが

 

出来なくなることも考えられます。

 

参考になるのは第一次オイルショックがあります。時代も背景も違うのですが、

 

この問題は素人がシンプルに考えて、個人の所得を値上がり分以上に増やせば簡単に解決

 

すると思うのですが難しいのでしょうか。他の国の所得が伸びている中で、日本だけが

 

30年もレベルの状態は酷いものがあります。

 

前置きが長くなりましたが、主要な資材である木材、コンクリート、鉄筋は長期に亘り

 

健全な状態でなければなりません。

 

長期優良住宅でも100年位はもつ住まいを提唱しているところです。その際一体何を

 

根拠に健全であるという証左が得られているのでしょうか。

 

その事について今日は考えてみます。まず私達木造住宅を手掛ける人間にとって木のこと

 

はもっとも中心に置いて考えることです。

 

木材の良し悪し、あるいは健全性を機械的な検査で知る方法があります。

 

その一つが曲げ強さ、引っ張り強さ、剪断強さを測る方法です。サンプル品を試験機に

 

掛けて、荷重を付加することで木材の変位や応力度が分かります。

 

そこから出された数値を検査結果とすることで信憑性のあるものにしているのです。

 

私達も隼人にある県工業試験場にサンプルを持ち込んで、測定してもらうことがあります。

 

それはこちらが持ち込む木材が、実験によって期待する強度が本当に得られるのかを確認

 

する意味があります。

 

目の前で木材のたわみや破壊するときの衝撃音を体験すると、計算や理論で成り立つ

 

構造計算の理屈に納得感を覚えるのです。

 

ただ木材のことで覚えていてもらいたいのは、しなりや柔軟性、保温性、保湿性は木材の

 

持つ最大の特徴であり長所なのですが、機械的、物理的な検査では表すことが出来ないと

 

いう側面があります。この事は別な視点からの考察が必要で、より深く木材を知ることが

 

出来るのです。それでは次回はコンクリートや鉄筋の検査が、どのようにしてなされている

 

かを紹介したいと思います。

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