2022/10/22続2
リビングの傍にあるトイレはなぜ不満に思えるのでしょうか。
まずリビングはどのような所か。家族が集いたまには友人や親しい人が集まり
団らんと談話のある所です。
そのような場所の傍にトイレは置かないのですが、何か事情があってのことか、
または利便性が良いからと思い切ったのかもしれませんね。
よくシチュエーションが頭に浮かびますので、その通りの悩みや不満ではない
でしょうか。
もしリビング方向に戸が開くようであれば、何かワンクッションの間仕切りか
仕切りを設けることをお勧めします。こうすることでリビングから直接、人や
トイレ室内が見えなくなり、双方が気遣いしなければならないということがなく
なります。音や水の流れが気になることがあるかもしれません。
後からできることは限られますが、扉を厚くすることや枠周りにエアタイトのゴムを
張り付けるだけでかなり効果があります。
また扉の形式は引き戸よりも開き戸の方が気密性が高いのでお勧めです。
楽しい家のトイレドアは最初引き戸でしたが、開き戸に変えてエアタイトゴムを貼り
付けたら見違えるほど改善しました。
次にリビングが吹き抜けになっていることで不満を言う方がいます。
前回にリビング階段になっていることの不満点をあげましたが、理屈的には一緒の
ことです。
それは暖かい空気が上昇することで、対流が起きることが原因です。
床付近に低い温度の気流を感じますので、冬の対策を考えないといけないです。
その有効なものがシーリングファンになります。
暖かくなった空気をファンによって下の方に下してやるだけで、快適な室内環境が
生まれるのです。このことを皆さん知っていたら事前に準備できますね。
それから見落としがちなことがあります。
照明の明るさは十分に検討しておかなければなりません。高い所から照らす
明かりは、床面付近ではかなりの減光が起きます。
また照明器具のカバーは年月とともに曇り、これも明かりが届かない原因になります。
明るすぎる位の器具を取り付けておくことがいいですね。そして調光のできる器具だと
気持ちに添った明るさを選べるのです。