2023/01/12話を振ると
忘年会、新年会、以前からあった団体定例会も開かれるようになって賑やかに
なってきました。この3年はじっと我慢して耐えてきたのですが、もう以前の
ように自粛や行動規制が発せられることは無くなってきました。
とは言え誰のせいでもない、自分の責任で全てのことを決めなければならない
ことになり、夫々の自覚が問われることになります。
先日久しぶりの団体定例会が開催され、更に懇親の場も以前のように設けられて、
大いに活況を呈したのでした。やはりリアルに出来ることは何より素晴らしい。
集まりは私達よりちょっと上の世代、そうです団塊の世代と名付けたのは堺屋太一
さんですが、この世代の人達が元気がいいです。
日本を引っ張ってきたという自負を持ち自信家の人が多いのです。最近は滅多に
ない車座になり、10数人がビジネス、世相、国際関係、宗教にと自由な意見を
言う場となり話が活気づくのでした。
やはり中心は先ほど言いました元気のいい団塊の世代でして、圧倒的に経験値が
豊富で、聞いている人を飽きさせない話力があります。
当然のように場を仕切り、回す役目を担うのでした。まぁ年配者に敬意を払い、
静かにしていた面もあります。
親子あるいはそれ以上に離れた若い人間も参加して、行儀よく先輩の話を聞いて
あげていました。その数5人はいたでしょうか。
年寄りの自慢話や手柄話が中心になりがちですが、この日は違いました。
話しは弾み、ある先輩が若い者に「どう思う桜〇君はこの件は」と振る場面が
ありました。急なことではありましたが、彼は臆することなく持論を話し始め
たのです。
ほうそれでどうなったのと問い返す人もいて、興味を持って多くが聞いています。
今の国際情勢を各国の力学から語る話で、新鮮かつ驚く内容でもあります。
若いのによく勉強しているな、しっかりと考えて生きているなと思えたのです。
若者は頼りないと年配者は考えがちですが、話を振ればいい話をするのです。
順風満帆で日本に勢いのある時代を経験した先輩。
かたやゼロ成長の中を生きてきて、これが若い人たちのノーマルとなれば、真剣な
生き方が備わったのかもしれませんね。