2021/06/05域外の人と
楽しい家は、建築業を長くやってきましたが、不動産部門もいくらかやっています。
その不動産業者は県内に約1500社、鹿児島市内に約1000社程度ありますから、
市内に随分と集中していることになります。
不動産業者の皆さんは日常業務において、お互いに情報を共有し合い、助け合うことで
成り立っている業界です。そのことは建築業界の人達から見たら、とても不思議な感覚を
覚えます。研修会や定期講習会、ゴルフに懇親会にと何かにつけてよく集まり、お互いの
交流が盛んです。仕事の特質から自然とそのようなことになるのでしょうが、
業界の発展にとってはとてもいいことですね。
片や建築業界はどうでしょうか。建築士事務所協会や建築業協会と言う団体はありますが、
一緒に集まり仕事の話をする、意見交換をするということはまずありません。
閉鎖的と言うか、独立独歩の気風に富んでいて、自社のカラーを作り、他社との違いを
鮮明にして戦っているのです。簡単に言うとお客様をめぐって、ライバル関係になるのです。
ですので自分たちの強みやノウハウを他社に教えることも無ければ、協力して何かを企画して
やるということもありません。そういう環境にありますので、欲しい情報や知識はおのずと、
商圏の重ならない地域や、県外の業者と親しくさせてもらうことで、補っています。
楽しい家も近くは宮崎、福岡、長崎と九州各地に親しくさせてもらう会社が何社かあり、
良い刺激と影響を貰っています。この関係が実にいいですね。
言葉は皆さんお国言葉を話しながら、何の警戒感も無く知っている情報やノウハウを教え
てくれます。特に多いのは悩みや困りごとがあった時ですね。遠慮なく話せることでその
多くが解決し、方向性が見えてきますので大いに助かっています。
2~3日前も県外の業者と語ることがあり、「今はコロナで大変だが、また天草のおいしい
魚を食べに行こう」と語ったばかりです。「仕事を一生懸命して、たまに遊びに出かける」
こんな生活のリズムがまた戻ってきますように。