2021/07/14猛暑の到来
梅雨が明けると、一気に猛暑の夏がやってくるようになりました。
毎年のことですが、暑さは年々苛烈になってきているように感じます。
私達住宅業界で働く人は、特に戸外で働く人は敏感にそれを感じ取っています。
「こんなに暑さが厳しかっただろうか、暑いというより危険な思いをしている」というのが
偽らざる体感からの声です。先日は空調作業服として逆転人生(NHK放送)が放送
されましたが、思った以上に快適に作業出来るようです。
命と引き替えられませんので、恰好など構わず着てほしいですね。
さて暑さは夏至が過ぎてから本格化しますが、住まいの快適性は、断熱や遮熱が決め手に
なっていることは誰もが分かることですね。熱は熱理論として確立していますが、
私たちはどのようにして熱が伝わるのか位は知っておきたいです。言うまでも無く学校で
習ったのは、伝導、対流、輻射でしたね。前の二つは体験上よく理解できるのですが、
輻射は今一つ実感としての感覚がありませんので、難しいことのように感じてしまいます。
この三要因の熱の伝わり方はそれぞれ違いますが、その割合があります。
家には伝導熱が5パーセント、対流熱は20パーセント、残りの75パーセントが輻射熱
により家を暑くも、寒くもするのです。となれば家の断熱は輻射熱の事を抜きには語れない
ことになります。難しく思えますが、輻射を平たく言うならば、電磁波による熱の移動と
考えていいです。その電磁波(熱線)は幾つもありますが(赤外線、紫外線、X線、
可視光線他)赤外線による熱移動を言っています。
有効にこれの対策が出来れば、家の断熱はひとまず成功と言えます。