2021/07/22木材ひっ迫
相変わらず木材の供給はひっ迫したままです。
つど都度今の市況を聞いてはいますが、材木屋さんからの返事は芳しくありません。
これがいつまで続くのか、あるいは止まるのか全く予想が出来ません。
願わくば下がり基調になって、正常な価格に早く戻ってほしいです。郊外に車を
走らせると、山肌がむき出しになっている姿をよく見かけませんか。
昨年から一部の業者が買い付けて、杉やヒノキの伐採をしていたのです。
情報に目ざとい人の動きは素早いですね。(誉め言葉で言っています)遠目には
はっきりと分かりませんが、そのまま植林がなされずにいる所もあるようですので、
ここは山主さんの責任で早く植えてほしいですね。
父と高校卒業の時に、多くの山間の畑は杉、ヒノキの植林をして出ていきました。
その山は今切時を迎えて、何時でも伐採オーケーの状態です。爺さんの植えた杉を、
子や孫がありがたく頂戴する。植えて終わりではなく、その後数年は下草刈りに追
われ、更に数年から10年おきに枝打ちという作業をしなければ、良質な製材木と
しての価値は出ません。しかしそのような費用と手間暇掛けた山ですが、全く採算に
合わない状態が長年続いてきました。安い輸入材に頼ってきた住宅メーカーが今、
南九州の杉やヒノキを買い付けているところです。しかし急には増産体制が整うはずもなく
価格の高騰をきたしているところです。