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１０月１日は創立記念日にあたります。

 

２８年前に独立して自分でやり始めたのでした。齢３８になっていました。今思うと

 

もう少し早くても良かったかなと思いましたが、会社ではいい待遇でいられましたので

 

居心地が良かったのでした。それと自分の都合だけで独立するには、時期が整わなかった

 

事もあります。それまで２０年間３つの会社で働いてきて、それなりに自信はありました。

 

しかしそれは工務としての話であって、経営の事は疎く学ぶ機会がなかったのです。

 

直近に勤めた会社はゼネコン時代の同期入社で、年は４つ上の人が創立した会社でした。

 

ここでの社長の動きや営業のかけ方を見て、いくらかそれらしき事を学べたのが良かった

 

です。時代はバブルが弾けてあちこち負の現象が起きていました。

 

当然建設業はその影響を受けて、大工や左官が仕事が無いことで離職した人が数多く出た

 

のでした。仕事がないと暮らしがやっていけませんので、仕方のないこととは言え何か

 

やり様があったのではと思っています。そしてこれが後々業界に堪えてくることになる

 

のでした。それは一篇大工を辞めた人は、元の仕事に戻ってこないのでした。クーラーの

 

効いた涼しい所で仕事をすると、厳しい自然環境で汗水かいてやる仕事は、魅力を感じな

 

くなるのです。そういう時代背景もあってか、「今はやめとけ、もう少し景気が良くなって

 

からにしろ」という方がいました。かと思うと「厳しい時だからこそ地力がつき、強い会社

 

に出来るぞ」というものです。どちらも正解なのだと思いますが、気持ちは決まっていまし

 

たので、静かに船出をしたのでした。この後も続きますので、興味があればお付き合いを

 

お願いいたします。