楽しい家のスタッフが日々豊かで楽しい家をつくるためののコラムを更新中!

YouTube

インスタグラム

地図

ブログ

blog
ブログ

カレンダー

2024年12月
« 11月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

スタッフブログ

2021/11/21
何が頼りか
投稿者:代表君野

奈良や京都に建つ木造古建築は、悠久の時を経てなお健在な姿を私達の前に見せてくれて

 

います。その事自体に驚くのですが、どうして千数百年も屹立していられるのかを考える

 

と、理にかなった大工術があったからということに思いが至ります。

 

中国から渡ってきたと言われる木造の大工術は、日本独自の進歩を遂げて高度で緻密な技

 

として、今もなお通用しているのです。戦後の木造軸組み工法を学んだ私たちが最も驚愕

 

し、深い尊敬の念を覚えるのは、「釘一本打たない」ことです。

 

古い木造の家を移築するのに、「家を解く」という作業が先行しますが、昔の家であるか

 

らこそ出来ることで、現代の木造建築では不可能なことです。

 

今の家はボルトで引っ張り、あるいは金具を使い緊結しているからです。

 

柱と梁、梁と梁の骨組みはもとより、これに下り棟や斜材、丸柱や湾曲材迄見事に組合

 

っています。その見事な骨組みにはただ感心するばかりで、釘に頼らずに

 

「構法で頑丈な家を造る技」に感嘆するのです。

 

話は飛びますが、2×4工法の家は北米を中心に発達して、日本でも沢山ではありませ

 

んが建築されています。この工法の神髄は釘にあります。

 

何万本という釘を打ち込む事で、構造の拠り所としているのです。大小さまざまな釘を、

 

大工さんは何日も要して打ち込んでいきます。そして間違いのないように釘には色付け

 

がしてあります。今ではエアコンプレッサーがありますので、機械に仕事をさせれば

 

いいのですが、手打ちの時代は大変苦労されたのではと想像します。

 

同じ住む家でも色々な工法がありますが、地域の気候風土に合ったやり方が一番と考え

 

ています。

▲ページの先頭へ

資料請求・お問い合わせ

ページの先頭へ

Copyright© 2017 株式会社 楽しい家. All Rights Reserved. Created by Co., Ltd ABABAI.