2022/03/08器を広げる
いつも自分のペースで仕事が出来ればいいなと念願していますが、そうはうまく
いきませんね。ガチャガチャとして、混沌の中で仕事をしなければならないことは
よくあります。例えば「明日から入るからすぐ現場に来て説明をしてくれ」と職人
から突然入る連絡。
また沢山の職人が同時にやってきて夫々に指示をしなければならない。
その間にも電話は鳴り続けて違う現場の事も同時に進める必要がある。
現場ディティールを聞いてきて、今すぐ返事が欲しい等、仕事の担当者は
毎日いろんなイレギュラーなことが飛んできて、対応を迫られます。
セオリーは通用せず、生きた現場にいかに自分が適応することが出来るかが
問われます。
悪い意味ではなくアドリブの効いた、それでいて的確な指示もしなければなりません。
繁忙のため準備する時間も無く、見切り発車の状態でやることもあるでしょう。
このようなカオス状態での仕事は心身に負担がかかり、あまり気持ちの良いものでは
ありません。
明らかにキャパを超え、無茶な状態で仕事をしていると言えます。
しかしこのような一見修羅場のような環境は、絶好の機会でもあります。
それは自分がもう一歩成長するために、通らなければならない貴重な体験
とも言えます。
キャパを広げ器を大きくするには、負荷のかかった仕事を経験することは
欠かせませんね。それも若い時にうんと経験することは自分の財産になります。
心身ともにきつい思いをしますが、これで足腰を強く出来ると思えばありがたいものです。