2022/04/21忙しい時期
年度末から新年度を迎えて、経理関係の方は忙しい思いをしているのではないでしょうか。
事業者は決算をしなければならないと決められていますので、当然なことなのでしょうが。
毎年この時期になると経理書類を整理し、税理士の先生と顔を突き合わせてのやり取りが
増えてきます。
仕事とはいえ、この時期の先生は顔の表情がきつそうに見えるのです。
何気に聞いてみると、あまり眠れない日を過ごしているとか、夢にまで数字が出てくることが
あると言います。何とかこの時期を乗り切ってほしいと、毎年のように先生にはエールを送る
気持ちになるのです。
私達の業界は年度末に工事が集中して、市民の皆さんに迷惑が掛かることがありました。
そればかりではなく働く社員さんは、年度末の公共工事では昼夜兼行で働かなければならず
しんどい思いをしていたのです。
しかし4月からは一気に仕事がしぼみ、会社も数か月は売り上げの計上が無くなる状態に
陥るのです。これを何とか変えたい、そうでなければ業界で働こうとする人がいなくなると、
強い危機感が当事者にはあったのでした。そこから国に、役所に長年働きかけてやっと
「発注の標準化」というものが実現してきたのです。
これは税務処理も同じようなものですね。何とか集中する決算業務を弾力的に運用出来ない
ものか考えて欲しいですね。このような場合入り口の考え方はとても大事になってきます。
それは「出来ない理由を言わない」ということです。
「出来るようにするには」ということに頭を切り替えると案外うまく行くのではと思って
います。ハンコ文化の慣習はいとも簡単に改善されました。
やれば出来ることを示していますね。