2022/05/21同8
私と同期の卒業生で、プレハブ住宅メーカーに就職した人は1人しかいません。
(以前勘違いで2人と書きましたが1人に訂正)とても珍しい採用でこの頃に
三井ホームが日本で創業し、ミサワホームも少し遅れて開業したと記憶しています。
住宅会社はこの頃より拡大発展していき、大工さんが家を造るスタイルを徐々に
変える端緒となったのです。
大手住宅メーカーは10数社ありますが、地方には有力ビルダーという呼ばれ方で、
木造住宅メーカーが多数存在しています。住宅メーカーメーカーで働く社員は、
一言で言うとサービス産業で働く社員と同じような境遇にあると言うことです。
お客様の都合と休みに合わせて、打ち合わせや行事が行われるのは当たり前のことに
なります。仕方のないことと言えばそうなのですが、自分が休みの予定にしていても
突然仕事が入ってくることがあります。
私の感覚なのですが、住宅業界で働く人はそのような事情もあってか、打ち込める
趣味を持たない人が多いように感じております。これは趣味を持てないと言うより
仕事に打ち込みたいという気持ちがそうさせていることです。
住宅業界で働く人は日常の業務で外を走り回り、お客様を筆頭にたくさんの人と話を
することに明け暮れます。そのことで社会とのつながりは誰よりも濃く、それが自分を
充足した気持ちにさせているのではと感じております。
世の中に詳しかったり、モノをよく知っている人が多いのは、そうしたこともあるの
ではと思っています。
現場マンはお客様もそうですが、もう一つ休みを固定しにくいのは、天気と共に工事
が進むということです。雨天、台風は自然現象で止めることはできませんので、工程
通りに進まないことは日常のことです。このため現場は臨機応変な対応と計画変更を
余儀なくされます。ここがこの業界の最も悩ましい所です。
休みを中心にして自己実現を図りたいという方もいるかもしれません。
このような現実を良く理解し、働く意味を再度考える必要がありそうです。
続きはまた次回にお伝えしたいと思います。よろしくお願いいたします。